シャチハタでできること、できないこと

シャチハタでできること、できないこと

シャチハタはゴムの印面にインクが浸透しているため、朱肉の要らない簡単な認印として使用できます。手軽さゆえ、コンビニのレシートや領収書、回覧板、検診の見回り表、荷物の受け取り、スタンプカード等、あらゆるシーンで活躍しています。

ただし、法的拘束力やお互いの利害が発生する契約では押せません。
国の定めた実印証明書の要る、契約、遺産相続や、住宅ローン、保険の加入、会社設立、公正証書の作成などです。また民間の事業や、役所への届け出、銀行の届出印や、携帯電話の契約、婚姻届けなどにも印鑑を求められます。「シャチハタは不可です」と呼ばれるのはこれらの取引です。

なぜシャチハタ不可なの?

それは、シャチハタが大量生産で作られた、同じ印面が存在するハンコだからです。同じハンコが存在すると、誰でもなりすましができます。また印面がゴム製なので、強く推すとゴムがゆがんで押した跡が変わってしまうことがあります。契約の見直しで本人の意思確認をする場合、違ったハンコだと思われると契約変更ができないことがあるため、最初の契約時にシャチハタは不可だといわれます。

使うと便利な世界のシャチハタシリーズ

シヤチハタ社のはんこはインクを含んだインク浸透印「Xスタンパー」が主力商品です。Xスタンパーシリーズの代表的な9ミリのネーム印「ネーム9」は2012年には1億5000万本出荷を達成したと話題になりました。(2018年事典では1億7000万本)
英国王室御用達であり、アメリカ政府が勲章代わりに授与することもあった伝統ブランド「PARKER(パーカー)」の矢羽グリップが輝く一品。英国の130年の伝統ブランド「パーカー」と、創業90年の日本ビジネスを支えてきたインク浸透印の最大手ブランド「シヤチハタ」の人気コラボレーションです。

毎日がかなり楽になる住所印もインク浸透印です。お店なら、領収書や明細書に。個人でも役所・学校の書類、習い事の申し込み、金融・医療機関、どこでも威力を発揮します。
コンビニや薬局で目にしたこともある日付印。「いつ」と「誰が」がひと目で確認でき、ビジネスシーンで活躍します。

まとめ

印鑑とシャチハタの違いがよくわかりましたか?最後に違いをまとめてみましょう。
・シャチハタは会社名で正確には「シヤチハタ株式会社」
・シヤチハタ社には「Xスタンパー」というインクが内蔵されたインク内蔵印(インク浸透印)がある
・「Xスタンパー」の認印として使用できるサイズの「ネーム印」が一般的にシャチハタと呼ばれている

(ハンコヤドットコム https://www.hankoya.com/より抜粋)